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最新作戯瞞の村発売直後最速制作陣インタビュー! †
――どうもこんにちは。
『あっどうもこんにちはー。すいません本日はよろしくお願いいたします』
――本日は、戯瞞の村制作におけるインタビューということで、色々お伺いしていきたいと思います。
『なんか変な感じですね! 自分で自分にこんな問答形式で、わざわざwikiにまとめる用のページまで準備してね!
もうほんと何やってんだ私、って感じですし、なんなら今書いてるこの文章、今の段階で30分ぐらい手が止まってますからね。
っはっはっはっは!』
――よろしくお願いいたします。
関連ページ:戯瞞の村
構想1年、難産の問題作 †
――戯瞞の構想はいつから?
『ゲームの中の世界を舞台に、という案は結構前からあって、2年……まではいかないかなぁ、という感じ。
確実に1年以上前からそういう世界観でやりたいな、の気持ちはあって、でもなんかパッと具体案が思い浮かばない。
そんな感じでずっとくすぶってたんですけど、
暮情が終わって、他の村建てさんがものすごい数生まれてて。
実に8ヶ月ぶり、というフレーズで売り込んだんですけど、そんなに前村から空いたのかぁ、って時間感覚があまりなくて。
そろそろ、私ももっかいだけ、やろうかな、って思ったときに、やっと形になったんですよね』
――村建ては増えましたね
『現状、1ヶ月に1村は建つでしょ?
それだけ飽和するぐらいに「村建て」という遊びが流行ればな、と思いながら続けてきて、
結果実を結んだのかなんなのか、私だけの功績じゃないですけど、
本当に頻繁に村が建つようになりましたよね。
それでやっぱり、すごい村はどんどん生まれてきて、
直近の村なんてログ量馬鹿じゃないですか。時間を空けた分、ハードルは上がってきたんだなというのが第一感想でした』
――ハードルだったり、プレッシャーはあった?
『未だにありますよね。結局発売まではこぎつけたけど、重要視されるのってここからで。
どの村にも何日目の○○がよかった、とか、あれすき、とか、ありますけど、
そういうもの一つ一つが村全体の評価になると思ってて、
後世まで語り継がれる……じゃないですけど、自分がじゃなく、参加した人が、
あの村のあのシーンよかったよねーとか、そんな感じで不意に思い出されるような。
そういう村が、有名村と呼ばれたりとか、伝説だとかね、呼ばれたりするんじゃないかなって思います』
――それぞれ、皆さんの思い出の村というのはありますよね
『勿論私の中でもありますし、前々からそういうものはあった。
だからプレッシャーとかなんとかはずっと付きまとわれていたりはしましたよね』
――例の
『誰とは言わないですけどね。複数いるし、まぁ皆さん思い浮かぶ人、いると思います。
どちらかというとそういう話題の外にいた身として、コレ言っちゃうと参加者は何、って思われるんでしょうけど、
村建て相手に喧嘩振ってるみたいなところはありますよね笑』
流行りものでもなく、求められるものでもなく †
――昨今の村に思うところでも?
『そう言うと本当に喧嘩振ってるみたいになってるのでアレですけど、まぁその、流行りと需要に向いたウェイトは大きいなって。
勢力もあるでしょうし、まぁしんどいシナリオって呼ばれるものがぶん回ったら強いでしょうね。
で、コレに関しては前々から言ってるんですけど、それとは違うものだよってことは改めて。
良くも悪くも、お亡村というブランドはあると思ってて。
誰かには、自分ちのベッドって言われたりもしましたけどね。なんだそれ』
――具体的に言うと
『くだらなくて即物的でというか。
体よくいうとそんな感じ。
多分私って、絶望的に村建て下手なんですよ。
作れないとまで言ってもいい。
皆のことかわいそうにできないし、
皆のこと幸せにもできない。
究極、ただただ口実作ってわいきゃい騒ぎたいだけなのかもしれないし』
――それは今回の村も?
『振り返ると、ずっとそうだったんでしょうね。
今回、分かる人には分かると思うんですけど、
まぁ、痛いでしょ? 村wikiから何からこのページまで。
でも、この雰囲気知ってる人は知ってるんじゃないかなーって。
00年代の、バリッバリに擦れて尖ってた「こわいインターネッツ」。
頭悪い騒ぎ起こすだけなら、これだけばっちりな雰囲気ないなと。』
制作段階・キャラデザ投入の話 †
――それで今回の頭悪い馬鹿騒ぎというのが、今作、になるわけですね?
『順序でいうとどっちが先か、もうよくわからないんですけどね。
頭悪い馬鹿騒ぎを作ろうとしたのか、ゲーム世界の人狼を作ろうとしたのか。最終的になんでもいいんですけど笑
ゲーム世界だよ、って中で人狼ゲームする上で、その落とし所をつけなきゃならなかった。
なんでわざわざゲーム世界なの? ファンタジーっぽい感じじゃ駄目なの? って。
それで思いついたのが、わざわざゲーム世界って区別するわけだから、現実世界もあるわけだよなと。
今回はどっちも作る必要があった。だから先にwikiの構成が頭の中にあったんですよね』
――wikiから考えたんですか?
『そうです。変なふうに思われても仕方ないかなと思ってるんですけど、
私の中で、村のwikiが出た段階で村建てはもうスタートしてたんですよね。
戯瞞というゲームのプロモを打った。劇団お亡クリエイツって会社があるらしい。なんか企画もディレクターも一人だぞ、みたいな。
その二つ世界がまずあります。で、事前登録まで受付できるぐらいまで制作は進行していた、
けれ、ど。
キャラデザだけどうしても足りなかった』
――プレイアブルの
『私一人じゃ到底作れない。そもそも人狼なんだから一人で作るゲームでもない。
それで社内外から公募を募ったわけですね。おそらく音響とかシステム屋とか、デバッガーまで巻き込んだんじゃないかな。
そうして、この場に18人ものプレイアブルが集結。
よほど皆さんやる気に満ち溢れているんでしょうね、キャラデザなんてゲーム制作の一番の華じゃないですか。
そこにホゥアムがこう打ち明ける。
「この中から4人選ぶ」と』
――選ぶ、というのは勇者を追い越して先に魔王を倒しに行く真勇者パーティの一員として、と、
『劇団お亡クリエイツ正式の、キャラデザスタッフの座』
戯瞞で目指すもの †
――いっらな
『そんなこと言わないでよ笑
……まぁでも、この戯瞞の村がゴールとして定めるのはそこ。
ゲームっていうのは目標とか目的意識とかがあって、
そこに向かって各々それぞれの力を存分に使う。そうでしょ?
だから、作中で、一番輝いてほしい。
それは人狼的なゲーム要素でも構わないし、
勿論人物的な要素でも構わない。
粛々と狡猾に円滑に、人々を食い荒らす最強の獣になってもらってもいいし、
愛する人を生かすために泣かせるぐらいひどい振り方をしたっていい。
皆で助かりたくて、本来自分の目指すべき勝利から手を離して、敵に絆されたっていい。
なんでもいいんです。
あの純真で、後ろめたい世の中の闇を何一つ知らなそうなルーフェを、
暗く深い地の底へ突き落とすぐらいの――そういう、輝きを。
見せてもらいたいと思ってます』
――それを決めるのが、この戯瞞のゲームだということですね
『よく、人気投票とかあるじゃないですか? 漫画でもゲームでも。
制作側の私が選ぶのもおかしい話で。だから世間にゲームが発表された、発売された、ということで、世間の声がある。
たくさんの人々からお声がかかるぐらいのヒーローを決める。
そのために世界中からの“呼び声”が、「いる」わけです』
――どういうゲームかよく分かりました。そしたら最後に、意気込みとかお願いします
『ほんと、寒くて寒くて仕方なかったと思いますけど、
私も本気で輝きに行きますので、
皆さんにも、楽しんでもらえたらな、と思ってます』
――ありがとうございました
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