Dat Rosa Mel Apibus 舞台説明ページ †
このページでは、4月中盤から建てられる「The Cult War 2」の舞台設定などを書いています。
一応用語っぽい解説なども後ろの方に載せて居ますが、それは基本として、(超未来である事を踏まえ)ある程度自由にRPして下さると幸いです。
ただし、PLの中にはその世界に慣れない/SF的用語が分からないPL自身の知識の差があるかもしれないので、
それでRPがし辛くなるような事がなければと思います。
PLへは、不老不死が可能となった未来、今の時代とは違う感覚の常識をある程度以上、各自で考えてもらう事になりますが、宜しくお願いします。
※こっそり「予備情報(裏話)」に【スクール】を追加しました。(3/17)
舞台 †
- ◎巨視的視野から見る世界(参考)
- ○地球
- 自然環境は劇的に改善され、素晴らしいものになっている。宇宙や軌道上から見る地球の姿はまさに「青」。
環境は理想郷に程近い、とされる。
脳を電脳化、体を機械などの義体にする事による不老不死の技術は一般的であり、
ほぼ全ての人類(地球外含む)が不死技術の恩恵を受けています。
本来の「寿命の死」を迎える事なく生き続ける人間が殆どであり、若者にとって自らの死は玩具の一つと成り果てています。
ある種、管理され尽くした――「ディストピア」。
- ○軌道上
- 前作「The Cult War1」の登場人物、Lizが住居、Audreyの出身場所。上〜中流階級者・技術者が住まう場所。
デブリの対策は行われている。
地球の衛星軌道上に計画的に建造され点在しています。
- ○月・火星
- テラフォーミング中で居住可能。ただし、主要施設はまだドーム内と思われる。
- The Cult War 1 プロローグより引用(Cult 1 ではこんな感じでした)
人間の情報化が可能となりつつあり、魂の半永久化が実現しつつある世界。人類の大半は、生身の体だけでなく機械の体と電脳に拠る恩恵を受けており、常時back-upという手段で電脳社会/現実社会で急に死を迎えるという事がなくなりつつある。
世界観のイメージは、スピリチュアルな側面を保有しておいてもよい。
現実世界は、聖俗が現代よりも更に混在/混合し合い、各々の民族・各々の宗教があるに関わらず、地球全体で見た場合一つの宗教を思わせるかもしれない。 が、現実世界の描写は、早いもの勝ちです。
個人的には、映画「イノセント」辺りのイメージでも、地上に汚くへばりつき電脳世界に没頭しているような人々がいてもよいと思っています。
或いは、「地上の環境は綺麗になった反面」「聖俗は全て電脳世界へと移された」かたちでも。
現実世界(マンデイン) †
- ◎メガロポリス
- メガロポリスは他にも点在しているが、今回の舞台はそんなメガロポリスの一つ。
広大なエリアを領し、空をおおい尽くすばかりの、高層建築群(煌き・透明感・計画的。無機的・有機的フォルムの)が建てられている。
旧文化圏でもある下層の存在は、公式には認めておられず、上層の一般市民にも殆ど知られていない。下層の事を口にするのは禁忌だが、完璧な世界の硬直化をのがす揺らぎ的な立ち位置(ブレーキで言うところの「あそび」ですね)として、下層の存在は黙認されている。
- ○上層
- 基本的な舞台は、メガロポリス上層になると思います。
上層市民と、下層人の交流はありません。 (「上層市民」は自分達の事を「上層」市民などと呼ばない事に注意。)
下層な人々との交流も可能ですが、出来る限り舞台は上層地域になるようにしましょう。勿論、展開により、自由に行動してOKです。
メガロポリス上層の住人達は、大抵不死技術である脳の電脳化を施されており、
幾つものチャンネルを開き、常時ネットワークと繋がりながら暮らしている人が殆どでしょう。
【3Dホログラム】
メガロポリスの道や建物には、AIや電脳世界へダイブ中の人間が出現出来る、ナノ単位の3Dホログラフィクス装置が埋め込まれています。
ただし、私的な施設などには許可がないと出現が不可能です。(蛇足:つまり、私的な施設というのはクローズド回線にあたる訳です。)
AIは、単独では公共施設――警察・権力機構、学業施設なども出現出来ないなどの制限があると思われますが、メガロポリス機能停止後は臨機応変にその辺りは出現したりしなかったりしましょう。
【不死システム】
不老技術である、意識の情報化のバックアップシステム自体は【Inc.】がほぼ独占していますが、
バックアップ先となる体の方は複数の企業が担っています。
死、或いは体が破壊されて再生が求められる時、任意の企業を選ぶ事が可能。再生まで完全保障してくれます。
村進行中、住人は事件が起こるまでの記憶しか【Inc.】に保存されず、また事件が終わるまでは【再生されない】
下記に書いてある博物館、美術館などの公共施設は、
他の場所にも同じ施設はあるが、飛び抜けて有名だったり巨大だったりする場所という感覚でとらえて下さい。
また、進行中、必要な施設や場所があれば自由に作って下さい。(wikiもいじって下さいw)
村建て人は、シムシティが苦手なので都市計画も酷い事になっています。。。
- ○中央部
- 【電波塔】正式名称未定か。社会見学など出来るらしい。
- ○中央部周辺
- 【中小企業】
- ○北部 工業系エリア
- 【シャトル発着場】
- 【宇宙関連機体開発・製造場】
- ○東部 宗教系エリア
- 【教会・寺院】
- 【カテドラル・オメガ】大聖堂。東洋と西洋、様々な宗教混合はあるに関わらず、西洋よりの大聖堂。
- 【装飾品系列ショップ】
- 【電脳街】
- ○南部 学術系エリア
- 【博物館】
- 【美術館】
- 【電脳街】
- 【繁華街】
- ○西部 娯楽系エリア…?
- 【空中庭園】
- 【繁華街】
- ○周辺部 周辺部からは美しい自然を臨む事が出来る。
- 【境界】メガロポリスを囲むように、円状の空中路。
- ○下層+地下
- 下層市民は、都市基盤部分に寄り添うように生きており、汚らしい格好をした者が多いかもしれない。
「上層」という言葉は、主に下層人によって使われている言葉。
不死技術が施されていない人間も探せば多分いると思いますが、
ヒュプノスの影響を受けなかった下層人達(NPC)は一日目時点で、上層へ行く交通機関の手段を失います。
また、旧い時代の記憶を保持した人もいるかもしれません。プロ以外でも、意識のない人間から情報を読み取る事も可能でしょう。
処分を逃れたクローン廃棄体・人口抑制の規制から外れ余剰出産された人間・廃棄された義体やロボットのなれ果ても居るかもしれません。
電脳世界(ユートピア) †
- 電脳世界に、人間PCは精神を降ろす事で自在に動き回る事が可能。
ショック死などがあっても、不死技術――意識の情報化によるバックアップ――の完備により、即時に復活が可能。
一部のAI達の故郷とも言うべき世界である。
「memento mori」「The Cult War 1.5」の話は、○パブリックの「図書館」で読む事が可能。(※前者はThe Cult War1全体ではない)
○クローズドの「図書館」とは別物。○クローズドの「図書館」に、アクセスするには専用パスコードが必要。
詳細と情報精度は、○クローズド「図書館」の方が上。
時間は必要だが月や火星の人々とも話す事は可能。
- ○不可侵領域(通称:S級空間、S級など)
- 空間の存在のみが知られているが、不可侵的存在として一般市民は勿論の事、上階級の人間であっても触れる事が出来ない。(アクセス不能空間)
その不接触性から、S級が本当にあるのか?と存在を疑われる事もある。
5年前の事件(The Cult War1.5参照)は一時期"電脳世界"を揺るがした。
その事件は、今は図書館に記録される数行の歴史。
今まで、限りない人々(ハッカー/クラッカー)がS級空間に侵入を試みたが、その一切が失敗し続けている。
- ○クローズド
- 企業、私的な個人の空間で占められた領域。
主に、財ある者や、研究者、軍部の開発者などで占められている模様。
スタンドアローン(電脳空間と繋がっていないor開かれていない)状態である事も多い。
一つ一つの企業や個人の空間は繋がっておらず、単にクローズドという保護領域に別個として存在していると考えた方が良い。
領域自体のセキュリティは、パブリック・アッパーと比較するのが馬鹿らしくなるほど厳しく、個々の空間はガーディアンが常駐している事が殆ど。
専用パスコードが必須な空間が殆どである。
ただし、クローズド領域のセキュリティ自体は厳しいものの、個々の空間自体が施しているガーディアン・セキュリティ・防壁はピンキリである。
ここをハッキング/クラッキング出来る人物は、アンダーの猛者か正規研究者の中でも一握りだろう。
この領域の「図書館」は、電脳空間の創成期からの全ての情報をそのまま記録しているという噂がある。
「権利関係」の保存場所は、クローズドの別の場所。
- ○アッパー
- 「○パブリック」よりセキュリティに優れた領域。それは反対に、強力で悪意あるウィルスやPGM、AIの標的になり易いという事でもある。
(自分の腕を鳴らすためのクラッカー達の強力なウィルスや、悪意あるAIは、「○パブリック」より手応えのある○アッパーを狙うかもしれない。)
自由に、人間もAIも闊歩。「○パブリック」との行き来は自由。
- ○パブリック
- 普通の人々がアクセス出来る領域。ウィルスや攻撃型PGMの影響に弱い。
現実空間では表現不可能な自由な町並が並ぶ事も多く、大体のMMO空間などはこの領域にある。
自由に人間もAIも出入り出来、「○アッパー」との行き来は自由。
普段の生活は、すべて「○パブリック」と「○アッパー」で事足りる。
- ○アンダー
- 人間は、アンダー領域へ入るためのテクニックを保有し、特殊なアクセスの仕方をしなければ入る事が不可能な違法空間(違法領域)。
普通の一般人は存在すら知らず、アンダーの話を聞いても全く行く気がしないものが大半です。
普通のAI達も、違法領域の事を知らないものが大半であり、好んでいこうとは思わない。
AI達は、特殊なアクセスをしなくても、アンダー領域へ繋がるほろこびなどを、
別の領域(パブリック・アッパー・クローズド)で見つければ、自由に出入りが出来る。
「上」(アンダー領域以外の全ての領域を指す)では手に入らない違法PGM、
違法アクセスコードなどもあるが、ウィルスの蔓延と悪意ある人間、AIが闊歩しているので厳重な注意が必要だ。
一般には口にされない情報も、真偽織り交ぜ飛び交っている。
(「The Cult War 1.5」の南極を模した空間にあった裂け目は、その場所/その空間ごと消去された模様。)
星幽界(アストラル) †
- アストラルに関しては、村開始前に特に定めるつもりはありません。
という訳で、自由にRPしてしまって下さいませ。
下記は星幽界そのものではなく、墓下の設定です。
- いわゆる――○墓下の設定
- 真っ暗かつ紫紺の世界。
足元は、白い靄…白い煙のような流れが覆っている。痛くなるような沈黙。反響し続ける声。
残像を残す、己の白い影。動いた軌道は煙のように白い尾が引かれる。
現実を模倣した陽炎のような白い建築物達は、揺れ、嗚呼まるで霊魂(ゴースト)のように。
星幽界(アストラル)には完全に到っていないものの、そこはまさしく星幽界に程近い…。
もしかすれば、名前を呼べば、かつての「誰か」に出会う事が出来るかもしれない。
単語集 †
- PGM
- プログラムの略称
- 【Inc.】
- 何もつかなければ【Immortality, Inc.】(不死販売株式会社)を指す。
衛星にバックアップデータとなるものは保存されている。
人間の「死」が確認されると軌道上(衛星等)から、バックアップした魂(Data)を体に送る。
この事により、事実上「寿命」「事故死」「病死」が完全に人間から排除された。
【Inc.】以外に独自のバックアップシステムを有している所(【スクール】等)もあるらしい。
村進行中は、【Inc.】との接続が断たれる。
- 電脳デバイス
- 現実世界に居ながら、電脳世界の様子を見る事が可能なもの。義眼やメガネタイプがある。(イメージ:「電脳コイル」の「メガネ」みたいなもの)
メリットとして、人間PCの電脳に仕掛けられた攻撃が当たる前に攻撃に気づく事が出来る。生身の人間以外は、義体のPCは皆組み込まれている。
- S2
- ――隠語。酷く重要なものらしいが……?
- 不可侵領域の鍵
- S2という隠語で語られる血脈、魂・遺伝子の型、経験/感情のデータ型などが、鍵の素材となる。
村側PCは、全員この因子を持ち、狼側は、鍵の素材を継ぎ接ぎして、不可侵領域への真なる鍵を作成しようとしている。
- 手紙 村進行中は、各PCがどこにいるかの多層地図(広域、詳細、等等)として使える。
- 基本は【S級の謎や正体を知りたいならばメガロポリスに来るといい】といった趣旨が書かれているが、
PCにより挑戦や警告、S級と関係なくPCの経済的利益になる事が書かれていても構いません。
何にしろ、PCに合う相応しい導入として、または小道具の一つとして有益に使って下さい。
(例:電脳デバイスを組み込んだ義眼を通して見ると、発光する球体が見える――等々。)
PC達が「死」ぬ、或いは「オネイロス」によって倒されると、所持している手紙がPCの状況を感知しデータをコピーする。
「手紙」は他の「手紙」とリンク(共有)しており、PC達のデータは手紙で共有される。
- ヒュプノス …――覚める事なき夢を。
- 対都市用PGM。元々は「memento mori」だったものだが、全くの面影をなくし改変され尽くされている。
メガロポリスの停止は元より、
(1)メガロポリスから外部への連絡・移動手段の停止
(2)一部でも電脳化している人間の昏倒
(3)AIの停止などが主な効果としてあげられる。
メガロポリス内のインフラまで完全停止する訳ではないようだ。
使用されたのは今回が初めて。
- オネイロス
- ヒュプノスと対になるようなもの――と思われる。ヒュプノスの影響を受けなかったPC達の正常覚醒を断つ。
(ただし、これは基本であり、狼役が自由にオネイロスが何かを決めてもらっても構わない。)
予備情報(裏話が好きな人向け) †
- 電脳世界@【出典】The Cult War1.5ネリー>>1:27の意味深発言より。
- 現在三番目の世界とされている。
一度目の世界は皆忘却の彼方、遥か昔のネット創成期(云わば、現代だろうか?)、二度目の世界の始まりは「The Cult War」より少なくとも40年以上前。
「The Cult War」では三度目の世界となっている。
- 【スクール】@yummyさんより(Cult1時点のイメージとして頂きました)
- (スクールの一般認知度、「専門機関の人→知ってる」「一般人→知らない」 「アンダーで色々知識があるすこし一般からずれた人?→微妙に知ってるかも。噂は聞いてるかも。 」
一般の人が誰でも知ってると、微妙に変な気がするかもというお話でした。 )
一般社会とは隔絶された場所にある特別養成施設。
長野まゆみのテレヴィジョンシティのあの建物の様な大きなビルディング。内側には、一般領域には無い前時代的な自然が不自然に確保されている。巨大なスクリーンに滅亡した世界のヴィジョンが流される。
子どもはFemaleばかり。非一般市民。
少女達は誰とも交わる事無く、清らかなまま産むための器官となる為に育成される。彼女達は将来、生体(女)のまま、公共機関における1つの機能になる。(最も優秀な生徒1名だけがスクールに残り、Mamの後継者として特別養成される。)
一学年の人数は50人も居ない気がする。5歳前後幅がある集団。一般社会がどういう場所であるか等の知識は生徒達にあるようです。
※Mamに死者の再生が出来るのか?
→不明。不適正な生徒はデータだけを残してリロードされない気が。身体のパーツ交換などはMamの気分1つで容易に行われる。
※シンクロ:GeneとShillaが行っていた。精神的なセックスの様なもの。生徒達は、肉体と精神が完全に一致しておらず、身体パーツがMamの気分1つで容易に交換される事、彼女達の将来の用途(具体的な肉体を失った存在。と言ってもゴーストと言うにはもう少し明瞭な存在のイメージ。)から、肉体を重視しない傾向がある。
- ○Mam(審問グラをあてるならジェーン):
元は国家公務員。MamであってMomでは無いので母では無い。多分すでにまっとうな肉体は有りません。
- ○Jack(審問グラをあてるならナサニエル):
スクールの内部ネットワーク上にS領域に存在。(ダイヤ・クラブ・ハート・スペード)4人居る。全員同じ外見。Mamの愛人か、唯一自分の子宮で産んだ子どもがモデルと言う噂。
※スクール内部のデータ(生徒をおおいに含む)は、INC.の手の届かない領域にある気がします。INC.と繋がりゼロなはずなので。公的機関の一部を、Mamが一人で民営の組織として独立させ発展して来た新興の小組織のイメージ。
※面倒なので、2の舞台ではスクールの事は知られていない。情報ゼロでスタート。が良いのではとの話も聞きましたが、村建て人も初期情報を全部取り込もうとするよりは、開始時はフラットの状態で、村で話された内容で進めるのが良いと思います。
舞台設定相談場所 †
現実世界の固有名詞の場所や相談、舞台設定に対する質問などはここで。
村建て人以外でも、自由に話し合って下さい。